ホーム>石けん豆知識>ラベンダー 40/42 の40/42って何
ラベンダーの精油は花系の甘い香りにスッキリした清涼感が僅かに感じられ、性別年齢にかかわらず好まれる香り、という印象です。
ラベンダーの精油を選ぶとき「ラベンダー○○」や「○○ラベンダー」など、いくつか種類がある事に気付いた事があるかもしれません。
ラベンダーを商品として販売するとき、商品名の表示方法に統一された規格はないので、販売するとき販売元もしくは製造元が商品名を決めることがほとんどのようです。
まず、"精油"、"エッセンシャルオイル"、"アロマオイル"の違いについて調べます。
精油 |
植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質。 成分は100%植物由来。 |
エッセンシャル オイル |
"精油"を英語で表すと Essential Oil (エッセンシャルオイル)となる。 精油 = エッセンシャルオイル。 |
アロマ オイル |
合成香料100%、精油に合成香料をブレンドしたもの、キャリアオイルで精油を希釈したもの、キャリアオイルに人工香料を添加したもの、など。 フレグランスオイル、と表されることもある。 |
"精油"、"エッセンシャルオイル"、"アロマオイル"の表示については、統一された規格はないので、一つの製品に対して"エッセンシャルオイル"と"アロマオイル"が併記されていることもありました。その時は、メーカーに問い合わせるしかなさそうです。
いろいろなメーカー、販売先のラベンダー精油をいくつか拾い上げると、以下のようなものありました。(一例です)
商品名 | 商品名からわかること |
ラベンダーエッセンシャルオイル | ラベンダーの精油である |
ラベンダーブルガリアンエッセンシャルオイル | 原産国がブルガリアのラベンダーの精油である |
ラベンダーフランス産精油 | 原産国がフランスのラベンダーの精油である |
真正ラベンダーオイル |
「真正」は、原種のラベンダーであることを表している |
ラベンダー40/42精油 |
複数の産地、もしくは複数の品種のラベンダーがブレンドされている 下に追加情報あり |
ラベンダーに限らず精油全般に言えることですが、同じ植物の精油であっても違う産地や違う品種の精油を嗅ぎくらべてみると、同じ香りがすることはほぼありません。また、同じ産地であっても、栽培された年により気候の違いがあるので、その時も同じ香りはしません。
そこで常に同じ香りを提供するために、いくつかの産地のラベンダー精油や異なる品種のラベンダー精油をブレンドしたものが「ラベンダー40/42」の精油です。
ブレンドには一定の基準があります。
ラベンダーの香りの特徴を構成する成分に、リナロールと酢酸リナリルがあります。この二つの成分の割合を一定にすることで、ほぼ同じ香りのラベンダー精油に保つことができます。
リナロール…40%
酢酸リナリル…42%